銀行でも消費者金融会社でも、カードローンで融資を受けるということは、その際に契約書を結びます。それにはしっかりと支払日に決まった金額の支払いをするということが明記されています。滞納したらそれにともなった遅延損害金を支払わなければいけません。
そうなると滞納したら遅延損害金を支払ったらいいのかということになります。契約ではそうなっていますが、忘れてはいけないのは支払日にきちんと支払わないことがそもそもの契約不履行ということになるのです。滞納の理由としてはうっかりミスもあるでしょう。
口座に支払いに必要なお金を用意してなく引き落とし不能で未払いになってしまうということもあるかもしれません。本人にとってはうっかりミスでありこれから二度とないということであれば、一度や二度くらいは不問になるかもしれません。
しかし、理由はどうあれ滞納であることに間違いはなく、支払日に引き落とし不能だったという履歴はしっかりと残っています。もちろんそこには滞納理由などは記載されてなく、うっかりミスというのもわかりません。ただ支払日に引き落とし不能で滞納という事実だけが載っているということです。
それでもこのようなうっかりミスの場合は問題はないでしょう。特に返済能力がないということはないからです。これとは別にカードローンの借入限度額いっぱいまで借りていて引き落とし日にたびたび滞納をしてしまう。それでもなんとか後日返済しているというのでしたらセーフのような気がしますが、お金を融資しているカードローン会社としてはかなり黄色の信号が灯っている状態と言えるのです。
滞納を避けるために多重債務へ
滞納というのは結局は支払いができていないということです。後日遅延損害金を添えて支払っても滞納という事実は消えません。滞納して後日支払ったというのは結局支払ったのだからいいのでは?という考えもありますが、決められた支払日に支払いをしていないのですから結局は契約不履行ということになるのです。
多くの人は滞納をしたくない借金だからしっかり支払いをしないといけないということで借金の返済が苦しくなったら、その返済のために新たに借金をしてしまうのです。そこから多重債務者ということになってしまいます。
しかし、返済のための借金というのはその場しのぎでしかないので、根本的な解決にはなっていません。どこかで切り詰めるか収入を増やす努力をしないと月々の支払いはどんどん増していくので結局借入れを続けていると、それぞれのカードローンの限度額いっぱいまで借りて自分で自分の首を絞めることになるのです。